週末に『チェ 28歳の革命』を観てきました。
ゲバラってこれまで「革命家でゲリラの親玉」「埼スタに弾幕が張ってある」ってくらいのイメージしかなかったんですが、どうやらかなり偏ったイメージだったようです。少なくとも、ずっとゲリラをやってたわけではなく、キューバ革命 → キューバで閣僚 → 再びゲリラ、という変遷があり、特に閣僚やってた時期があった事は意外でした。国連のような表舞台で演説したりもしてたんですね。
それにしても、何故彼が今でも英雄扱いされるのか? それが偏ったイメージでは全くわからなかったのですが、この映画を観て考えてみました。大きく以下の2点が挙げられるのではないかと。
1)自らの命を顧みず、信念を貫き、常に周りの人々(仲間、農民、貧しい人々、国民)
のために行動した。
2)死んでもおかしくない状況を生き延び、ある一定の成果(キューバ革命)を
成し遂げた。
1)については、おそらく誰しもが少なからず、人の為になりたい、人の役に立つ事をしたい、とは考えているはずです。けれども、自らの立場であったり、生活であったり、ましてや命を投げうってまで、実際に行動し、行動を貫き通せる人となると、そうそうはいないと思います。その点が普通の人とは違ったところなんじゃないかと思うわけです。
もう1つの2)についてですが、1)のように命を顧みずに行動しても、死なずにかつキューバ革命を成し遂げたからこそ、ゲバラは英雄となり得たのではないかと考えます。いかに崇高な理念を持ち、勇敢に闘ったとしても、キューバ革命における戦闘の過程であっさりと命を落としていたなら、現在の様なゲバラ崇拝はまずおこらなかった事でしょう。ゲバラにとってはキューバ革命は1つの通過点に過ぎなかったとは思いますが、それでも決して容易ではない革命を1つ成し遂げた事は事実であり、この事によって、英雄と賞賛されるべき資格を得たと言っても良いと思います。
もちろん、ゲバラの人間性によるところも大きいのでしょうが、信念を貫く為に命をかけてでも何かを成し遂げるっていう生き方はカッコ良く、英雄として賞賛したくなる気持ちもわかるような気がしました。
